議員活動報告0

みやざわ大地 活動報告02 令和6

・10月の行政視察について

 10月16日~17日の2日間、常任委員会合同行政視察に行って参りました。

 1日目午後は茨城県大子町の庁舎建設の取り組みについて。本来の建設予定地が2019年の大豪雨により浸水し、より高台の現在地に移転するまでの経緯や、鉄骨から特色ある木造建築への計画変更、国・県の補助金を活用しての事業費調達、防災拠点としての役割など。質問に丁寧にお答え頂きました。

 2日目午前は栃木県栃木市にある、ゆめファーム全農とちぎ様にお邪魔しました。ゆめファーム全農は園芸用ハウス資材の単純な供給事業から、栽培技術を伴ったパッケージ提供への転換を目指して2014年にスタートしたプロジェクトです。トマト栽培しており、オランダの技術を取り入れるなど多くの工夫をこらし、通常栽培の2-4倍の収穫量を達成しているとのことです。

 2日目午後は栃木県佐野市の「小中一貫校の取り組み」について伺うため、佐野市役所へ。佐野市の小中一貫の義務教育学校は現在2校あり、設立の背景には少子化に伴う児童・生徒数の減少、複式学級の解消、学校施設の老朽化への改修整備対応等をあげていました。

 庁舎・農業・学校とどれも幸手市が直面している問題です。学びの多い有意義な視察となったことを報告いたします。

仲間と一緒に愛する地域のため活動中!

 愛する地域のために活動を続ける幸手青年会議所と幸手市商工会青年部。所属する2つの団体にて事業を行いました。

 9月17日。幸手青年会議所主催にて「幸手市長選立候補予定者 公開討論会」を実施しました。街のトップも決め、未来を託す重要な選挙。その助けになればと考え、若いメンバーにて準備・リハーサルを重ね当日を迎えました。YouTubeにて配信しました討論会の様子は1,000回再生を超え、多くの市民に見て頂けたことに「やって良かった」とメンバー一同で成果を噛み締めました。

 10月28日。第28回幸手市民まつりでは幸手市商工会青年部にて各イベントを開催。熱気球体験やSL運行、ふわふわバルーンなど子どもたちに楽しんで頂く設えをいたしました。当日朝は豪雨となり、その影響で熱気球体験運行が短いものとなりましたが、開会前に雨も止みお祭りそのものは無事に終えられホッとしました。

9月と12月、各議会定例会の内容

 第3回幸手市議会定例会を8月25日~9月22日(9月議会)、第4回を11月30日~12月21日(12月議会)それぞれ行いました。

 9月議会は令和4年度の決算が中心となりました。議会及び委員会では行政が使ったお金の用途が適正かどうかを含めて質疑し、次回令和6年度の予算編成に活かせるよう意見を重ねていきます。令和4年度となると、既に使ってしまっているお金ではありますが原資は勿論、市民の皆様の大切な税金です。その税金がどう有効に使われているか一議員としてしっかりと注視いたします。

 また「幸手市庁舎の在り方検討審議会条例」が可決しました。これは老朽化する市庁舎を今後どうしていくかを考える検討審議会を作る条例になります。市庁舎建て替え在りきではなく、市庁舎の老朽化という事実に向き合いながらしっかり道筋をつけなければならないという想いから、私は議案に賛成をいたしました。

 12月議会は2期目となりました木村純夫市長の公約である「給料3割カット」条例可決から始まり、我々議員の報酬や市役所職員の給与の見直し、公園や神扇池の指定管理者についてなどが上程されました。また「第6次幸手市総合振興計画基本構想及び後期基本計画」についての議案も上程、審査特別委員会が設置され、多数の質疑などやり取りをなされた後、こちらも可決となりました。今後幸手市が進む先を示す計画になります。実行性をもって取り組んでいただくよう注視して参ります。

9月議会の一般質問

 9月議会にて私の一般質問は下記の2点になります。

(1)幸手市在住の若者夫婦世帯に対する住宅取得補助金について

 令和4年度より幸手市へ転入する40歳未満の若者夫婦世帯に住宅取得費用を補助する「幸手市しあわせ家族ウェルカム補助金」をスタートさせました。

 私は他市町村から若者を移住させる良い施策だと思いましたが、同時にはこれだけでは不十分だとも感じました。対象者は他市町村から移り住んだ若者夫婦だけとなっていますが、幸手市を愛し、住み続けている若者夫婦も多くいます。家を買い、幸手市から幸手市へ転居した若者にも報いる施策が必要だという声も聞きました。幸手市にずっと住んでいた若者も、嬉しいことに他市町村から移り住んでくれた若者にも、幸手市を選んでくれた人々が笑顔になれる施策をぜひ実現して欲しいという願いから今回の質問をいたしました。

(2)「空家等対策の推進に関する特別措置法の一部を改正する法律」について

 近年、増え続ける空家。所有者に全く管理をされていない特定空家は周辺住民の住環境への悪影響だけではなく、特に住宅建築を促進する市街化区域内の特定空家は、新しい住民を増やす可能性を閉ざしているようにも感じます。法令が改正され、行政が空家に対して踏み込む権限が拡大し、市として空家にどう向き合っていくかを問われます。

 幸手市としても法令改正された訳ですから、対応できるように計画していくとの答弁をいただきました。一歩一歩でも街が良くなればと思います。

12月議会の一般質問

 12月議会にて私の一般質問は下記の2点になります。

(1)幸手市の選挙に対する取り組み

 全国的に選挙の投票率が落ち込む中、幸手市では本年、幸手市議会議員一般選挙と幸手市長選挙が実施されました。どちらの選挙も前回2019年実施時よりも低い投票率となり、特に街のトップを決める幸手市長選挙の投票率が落ち込んだ事実は、幸手市民の市政に対する関心度の低さに直結していると私は考えました。

 幸手市としての投票率向上の取り組みを伺いましたが、様々な制約からどの取り組みも受け身であると感じました。20代から30代の方の投票率が特に落ち込んでいる状況で、私も一人の議員として市政にもっと関心を持って頂けるよう努力して参ります。

(2)幸手市の道路上電柱について

 道路上に電柱が立っていると、道路幅によっては自動車同士のすれ違いが困難です。電柱を避ける動作が事故に繋がる可能性があります。安心安全な市内交通を目指すために、道路から危険をひとつひとつ取り除いていかなければなりません。

 障害になりそうな電柱をなるべく公共施設や民地に移動することはできるのか。民地については当然私有地ですので、扱いに気をつけないといけませんが、電柱移設について市広報などで理解を求めることも大切であると感じました。